Satosi Maruyamaさんの2023-06-10演奏
第3楽章冒頭からチェロがいきなり4パートになるのでここの微妙なバランスを取るのが面白いと感じました。もっともここはバイオリンやクラリネットに隠れているところなので目立たないんですけれど。
Satosi Maruyamaさんの2022-11-27演奏
第1楽章冒頭の序奏の節が第2楽章にも第4楽章にも出てきて、しつこいと最初は感じたが、そのしつこさがだんだん快感に変わった。
練習記号Qの2小節あとからの「愛のテーマ」がチャイコフスキーらしい甘い旋律で心を奪われる。
チャイコフスキーの中では明るいところがあるのがいい。特に291小節からと499小節からのタランテラが明るいので、弾けないことを除けば気分が晴れる。団員の誰かが、このイタリア奇想曲にはジブリに似たところがあると言っていたが、ひょっとしてこのタランテラだろうか。
Satosi Maruyamaさんの2020-11-14演奏
私が弾いたのは第2楽章だけ。第2主題の子守歌のようなメロディーが、曲進行につれて変化していくところが面白い。第1主題の長短の差が大きい付点音符を息長く歌えるのもチェロならではの楽しみだと思う。
Satosi Maruyamaさんの演奏
曲が曲だけに面白いというのは気がひけますが、すべての弦楽器が最高音に達して全休止になったとき、そしてそのあとの転調がいつも心が動かされます。冒頭の1st Vn によるテーマは Cb 以外のすべての楽器に引き継がれるので、満足するはずです。
Satosi Maruyamaさんの2019-02-17演奏
第2組曲では、ジプシーの踊りでなかなか accel. できないもどかしさがかえって気分を高ぶらせることになりました。なお、このときの演奏会では第2組曲のなかの「密輸入者の更新」、「衛兵の交替」、「セギディーリャ」は割愛しました。
有名な旋律はもちろんいいのですけれど、間奏曲の23小節めから、対旋律を1st Vnと一緒に歌うところが出てきて、下支えの妙味を感じました。
誰もが知っている旋律が出てくる箇所を、中間部では低音でリズムをとったあとでメロディーも弾き、終結部ではメロディーを弾くという1粒で2度おいしいことができるのは快感です。
Satosi Maruyamaさんの2010-08-29演奏
ピアノ独奏曲のメロディーは減衰してしまうのが難点ですが、弦楽合奏に編曲したことでふくよかな味わいが生まれたと思っています。