私が弾いたのは第2楽章だけ。第2主題の子守歌のようなメロディーが、曲進行につれて変化していくところが面白い。第1主題の長短の差が大きい付点音符を息長く歌えるのもチェロならではの楽しみだと思う。
全部。まず冒頭の D-Es を D 線上のハイポジションで滑らかなビブラートをかけるところが難しい。Es は開放弦とは共鳴しないのでただでさえ鳴りが悪いので大変。それから 97 小節でA線上、一点ニからに一点変ロにジャンプするところが、初心者の私には難しい。スケールやアルペジオをきちんとさらっていれば大丈夫なはずなのだが、私のような初心者はバクチになってしまう。
1.ピアノ譜にあってチェロ譜にない練習記号6⃣は110小節にある。チェロ譜に書いておくこと。̻ 2.冒頭や11小節など、師匠からソフトな音を出したいのでD線で弾くように提案された。このとき当然ながらハイポジションが頻出するので練習が必要(親指ポジションは不要)。なおこの部分はA線で弾く人もいる。同じフォーレの「エレジー」の主題である Es-D-C-D-C は、最初の f はA線で、二度目の pp と三度目の ppp はD線で弾かれることがほとんどなので、この対比が参考になる。 3.ボーイングは弓順でよい。90-91小節のFisと93-94小節のGes(Fis)が弓が足りなくなりそうだが、全弓を使って返さずに弾く。ただし、返す人もいる。
四分音符56は思ったより速い。冒頭のピアノ伴奏1小節で速度が決まってしまうので、自分が理想とする速度をピアニストと十分に打ち合わせるべき。