演奏は第4楽章だけでしたが、6/8 拍子のもつ躍動感が全体にあふれていて心が浮き立ちました。また、ピアノとヴァイオリンが忙しいかけまわるなか、ホルンが中で支えてくれることが自分たちで弾いてみて初めてわかりました。
ピアノはどこも難しいですが、オクターブ進行が頻出するのでコントロールがつらかった記憶が残っています。
練習記号B以降、Fでの互い違いでの両手のオクターブをていねいに。特に左手の2オクターブ跳躍に注意。 練習記号Fの開始は丁寧に、ホルンのソロの導入が引き立つように。その後も和声進行に最大限配慮すること。
ブラームスはホルンを偏愛したというイメージがあり、また曲にはホルンの名がついていますが、この第4楽章に関してはホルンは思ったより目立たないのです。だから、ヴァイオリンが休んでいる練習記号F以降は大事に、ホルンを引き立たたせる必要があります。