曲全体が有名で面白いのですが、低音楽器としてはピチカートをしている時が充実していました。この曲は長さのわりにピチカートの部分が多いように感じました。踊りが多いからでしょうか。
アラビアの踊りでひたすら同じ音型を正確に繰り返す箇所。数を数えられず他のパートも聞けない私には苦痛でした。同じように数えに苦労したのは葦笛の踊りのD以降を数える箇所です。もちろん、技術的にも難しい箇所があります。トレパークでの39小節以降のクレッシェンド、196小節以降、メロディーを受け持たせてもらえる箇所などです。
金平糖の踊りは、チェロが4Soliとなっていて実際その通りに弾いたが、オーケストラの編成やホールの大きさなどで全員で行う可能性もある。指揮者やパートリーダーとよく確認のこと。 なお、チェロの最高音は花のワルツが出てくるB4(チューニングのA4より全音上)なので、親指ポジションは不要。
小序曲は低音楽器がないため、曲の作りが難しく、オーケストラの実力がわかると言われます。チェロのパートがないことは幸運でした。