弦楽合奏

弦楽のための三楽章

芥川也寸志作曲
面白さ: - 体力: - 難易度: -
チェロ 初心者

面白かったところ

どの楽章も面白いですが、私の好みは第2楽章。レスピーギの「古風な舞曲とアリア 第3組曲」の第1楽章と雰囲気が似ているが、より懐古的な気分が濃厚で、音楽の力で異次元に引っ張られるような気分がたまらない。5/4 拍子の名曲には、チャイコフスキーの「悲愴」のワルツや、Take Five 、スパイ大作戦のテーマがあるが、これらと並ぶ傑作だ。

難しかったところ

第3楽章の変拍子がなかなか取れなかった。合奏団でギブアップしかねない雰囲気だったが、なんとか演奏会本番にかけるまでに至ったのは本曲の魅力故だろう。

次回への反省やアドバイス
譜面情報

第1楽章、練習記号3からはヴァイオリンソロが4拍子、チェロのピチカートが3拍子のポリリズムとなるので、あまりソロを聴きすぎるとチェロのリズムが取れなくなるので注意。

全体の感想

どんな合奏曲でもそうですが、全体像をつかむためにもスコアを買うのがよいと思います。この曲は現代の作品ですがポピュラーであることからスコアが出ているので、購入して曲の流れをつかむことが必要だろう。

Satosi Maruyamaさん

2013年9月1日 八重洲室内アンサンブル 定期演奏会中プロにて演奏 この曲の演奏記録を書く