交響詩「英雄の生涯」Op.40

リヒャルト・シュトラウス作曲
面白さ: 4 体力: 4.3 難易度: 4.7
ホルン 5th 上級者

面白かったところ

・英雄(冒頭〜練習番号13)全般、特に練習番号10。
・英雄の戦い(練習番号41〜79)全般。特に練習番号78のホルン8本での大ユニゾン、からのHigh Esのロングトーン。

難しかったところ

・英雄の動機。特に練習番号1で、ペダルEs〜五線内のGまで駆け上がる(冒頭の1stと同じもの)ように書かれていて、譜面通りに吹くまでのハードルが高かったです。
・英雄の戦い全般。特に練習番号56〜65が色々なものが入り乱れていて、吹き続けているはずなのに落ちる落ちる…

次回への反省やアドバイス
譜面情報

反省:
・演奏自体は楽しめましたが、英雄の戦いの部分は個人練習不足が否めない仕上がりでした。

アドバイス:
・譜面自体は難しそうに見える(実際難しい)が、パート内で別の人も一緒に吹いていたり、分業の余地があるように書かれていたりするので、スコアを読み込んで、これは自分が外してはマズいという箇所と、他の人との協力ありきで吹ける箇所とを見極めて吹けると、必要以上に気負わずに吹けるかもしれません。
・英雄の戦いの部分はテンポが速く、譜面も難しいため、最優先で練習が必要です。
・英雄の戦いで出てくる2連符のリズムは正確に吹かないと、他のフレーズを演奏しているパートと噛み合わなくなってしまうので、実はシビアな箇所です。

備考:
・in E表記の箇所有
・ゲシュトップ有(五線内のEs)
・要ストレートミュート
・最低音→ヘ音五線下のEs、最高音→五線上のEs
・改訂版(最後に金管のコラールで終わる版)で演奏しましたが、アンコールで初稿版(最後に金管のコラールがない版)のクライマックスも演奏しました。

全体の感想

・念願の曲でしたが、ベートーヴェンの英雄を吹いた直後にやる曲ではない、と強く思いました。
・ヴァイオリンソロとホルン1stソロが圧巻でした。

Fritzさん

2019年9月1日 アーベント・フィルハーモニカー 第21回定期演奏会メイン曲にて演奏 この曲の演奏記録を書く