アンダーソン固有のリズムのドライブ感がいい。高速道路をスイスイと走っているようだ。そしてリズムの妙。難しさと隣り合わせです。
リズムの不均等割がアンダーソンの面目躍如といったところ。たとえば、練習記号9のあとの休符の取り方など。自分がリズム音痴であることは承知の上で、自分のリズムがあっていると思えば飛び出すことを厭いませんでした。出て失敗することは出ないで失敗することより価値がある(と信じていた)ためです。
練習記号5、 P は遵守(大きくならないこと)。練習記号12のsfzはすぐにpに落とすこと。193小節からの音階は明確に(金管に隠れてわかりにくいですが)。
トランペット3本(数え方はこれでいいのか?)は当たり前ですが迫力満点です。 運動会では今でもこの曲がかかっているのでしょうか。自分の近くの小学校で運動会の練習があるとき聞こえてくるのはカバレフスキー「道化師」のギャロップで、こちらは聞こえてこないのです。